財団概要
名称
一般財団法人 いのち動的平衡財団
設立
2025年4月
代表理事
福岡伸一
所在地
〒152‐0034
東京都目黒区緑が丘1-15-16
財団設立趣旨
生物学者・福岡伸一は、2025年開催の大阪・関西万博(EXPO2025)においてテーマ事業プロデューサーを務め、未来に向けた新しい生命論を提示する「いのち動的平衡館」を建設しました。
いのちは、絶え間なく流れる“動的平衡”の中で継承され、生命体同士の共生と利他的協力によって進化してきました。それゆえ人間もこの原理に基づいて行動変容していかなければならない、というのがパビリオンのメッセージです。
「いのち動的平衡館」で発せられたこの生命論を基盤として、EXPO2025閉幕後もさらにこのビジョンとフィロソティーを、社会に向けて継続的・発展的に広めていくことは、持続的な地球生命環境を考える上で大きな意義があると考えました。
そこで、「いのち動的平衡館」の成果と教育啓蒙活動を継承するためのしくみとして、一般財団法人「いのち動的平衡財団」を設立いたしました。本財団法人は、より安定的、より持続的な文化活動と社会貢献を実現するため、将来的に公益社団法人格の取得を目指します。
*「動的平衡(どうてきへいこう)」とは、福岡伸一が提唱する生命論のキーワードで、生命が、絶えず分解と合成を繰り返しながら、エントロピー増大の法則にあらがっている状態を指します。つまり、いのちとは、無生物なら転がり落ちてしまう坂を、一生懸命登りかえす努力をしている(フランスの哲学者、アンリ・ベルクソンによる)。これが生きていることの本質であり、生命の価値の根源であると考えます。
財団組織

福岡伸一
代表理事
「いのち動的平衡館」プロデューサー
(生物学者・青山学院大学教授)

橋本尚樹
理事
「いのち動的平衡館」設計者
(NHA)

緒方壽人
理事
「いのち動的平衡館」チーフデザイナー
(Takram)
青山幸光
評議員
メディアプロデューサー(元テレビ朝日プロデューサー)
小林謙一
評議員
ノートルダム清心女子大学 副学長
藤川恵理奈
評議員
「いのち動的平衡館」公式書籍編集者(朝日出版社)
鈴木康博
監事
千葉市都市緑化植物園委員